プロフィール

 みっち 

Author: みっち 
とっても小さく生まれ、重症心身障害を持つ次女・ふたばと過ごす日々を綴ります。

最新記事
最新コメント
月別アーカイブ
カテゴリ
カウンター
障害児育児ブログ ランキング

『笑ってよ、ゆっぴぃ』

久しぶりの『本棚』カテゴリーの更新です
今回紹介する本はこちらです。


『笑ってよ、ゆっぴぃ』
石井 めぐみ 著
フジテレビ出版
笑ってよ、ゆっぴぃ


石井めぐみさんをご存知の方もいらっしゃると思います。
1980年代、『噂の刑事トミーとマツ』というドラマや、
『オレたちひょうきん族』というバラエティ番組で活躍されていた女優さんです。
(ちなみに私は、この本で、石井めぐみさんを初めて知りました)

ゆっぴぃこと優斗(ゆうと)くんは、めぐみさんの長男。
出産時の低酸素状態で、重度脳性麻痺を追った優斗くんは、
誤嚥性肺炎や低体温と闘いながら、リハビリや治療を続けました。
めぐみさんの、わが子の可能性を信じて行動するアクティブさ、明るさが
文章を通じて伝わってきます。

優斗くんを育てながら、2人目の男の子も出産され、
お兄ちゃんになった優斗くんの姿も描かれています。

全体的に会話が多く書かれているせいか、
文章がライトな感じで、さらりと読めてしまいます。


この本が出版されたとき、優斗くんは5歳でした。
フジテレビ系金曜エンタテイメント『ゆっぴぃのばんそうこう』
というドキュメンタリー番組が
本の出版と同じ年(1997年)に放送されたそうです。
ばんそうこうとは、経管栄養の鼻チューブを固定するためのテープのこと。
優斗くんが少しでもかわいらしく見えるようにと、
めぐみさんがテープを可愛い形に切って作っていたことから、
この番組名がつけられたそうです

優斗くんがドキュメンタリー番組に出演したことで
めぐみさんは、障害を持った子を育てているお母さん達からとても感謝されたそうです。
「ゆっぴぃのおかげで外に出やすくなった」
「近所の人たちが、よく声をかけてくれるようになった」
等の声がたくさん届いたそう。
知ってもらうこと、見慣れてもらうことが、
理解につながるのだろうと思います。

優斗くんは、生まれてからずっと笑うことがなかったけれど
4歳の時、デイケアで大好きな先生ができて、
その先生が抱っこしてトランポリンに乗せていると突然、
声を出して笑ったそうです。
めぐみさんが同じことをしても笑わないのに、
その特定の先生といるとニコニコ笑うようになったそうです。

4歳で初めて笑うこともあるのか~~!と、驚きました。
今まで一回も笑ったことのないふたばにも期待できるかも、と、
優斗くんのエピソードは、私の希望の光のような存在になっています


優斗くんは、この本が出版されたのち、8歳で亡くなりました。


私が衝撃を受けたのは、優斗くんの両親である、めぐみさん夫婦のあり方です。
優斗くんを育てている最中に執筆された、この『笑ってよ、ゆっぴぃ』では
めぐみさんのご主人は、とても良い父親であり、
めぐみさんのよき理解者のように描かれていました。

ところが別の本
(『発達の遅れのある子の親になる』海津 厚子 著、日本評論社)
を読んで知ったのですが
ご夫婦は、優斗くんが亡くなった後に離婚されたようです。
めぐみさんは、優斗くんを介護し、通院やリハビリに駆け回る毎日でした。
そんな自分の子育ての方針を信じて、ご主人が見守ってくれていると、
めぐみさんは思っていたようです。
しかし実際のところ、ご主人は、
めぐみさんの入浴中という短い時間でさえ
優斗くんの介護ができなかったというエピソードが書かれていました。
優しさではなく無関心だったのだと、めぐみさんは気づき、
「ほんとうにつらかったのは優斗の介護ではありませんでした。
側にいながら手を貸してくれなかった夫への不信感だった」と述べています。

優斗くんが亡くなって1年後に離婚することを決意します。
離婚の話し合いの中で、
めぐみさんは初めてそれまで抱えていたつらい思いを打ち明けると
「君は強いと思っていたから…」最後にご主人はそう言ったそうです。
ご主人からすると、
優斗くんの子育て・介護に入り込む隙間がなかったのかもしれません。
もっと気持ちを伝え、もっと頼ればよかったのかもしれないとめぐみさんは思ったそうです。


ちゃんと言葉にしないと、わからないのですよね。
夫婦のあり方について、考えさせられます。
(ついつい長く書いてしまいましたが、
この本についても、また後日、紹介したいと思います)





↓「障がい児育児」ブログのランキングに参加しています。
 ふたばマークをクリックして応援していただけると嬉しいです☆
 コメントも励みになります(^^)

にほんブログ村 子育てブログ 障がい児育児へ
にほんブログ村
スポンサーサイト

コメント

Secret

私、オンエアみましたよ。(^o^)
トミーと松も大好きでよく見ていましたから、そのヒロインだった人が出産したことも驚きだったのに、その子が出産直後の事故で障害を負っただなんてかなりびっくりした覚えがあります。小さい産院で産んでなければよかったのかな?とかいろいろ考えさせられました。
その頃の私は、妊娠したら無事に生まれてくるものだと思っていましたから、ほんとにショックで。
絆創膏を可愛く切っている姿も覚えてます。
もう一つ覚えているのが、イヤな記憶なんですが、この放送の後でけっこうバッシングも受けたらしいんです。
病気の子供を使ってテレビにでたかったのかとか、可愛く切っても絆創膏は絆創膏だとか。
ものすごく腹立たしい気分になりました。
だから、同じような障害をもったママさんから感謝されたってみっちさんの記事を読めて、ちょっとつかえが取れました。
文句を言う人は、そもそも見なけりゃいいのに。💢
心は広くありたいですね。(>_<)
バッシングって、心に余裕がないからしたくなっちゃうんでしょうかね。
マラソンランナーの松井さんのドキュメンタリーも、見ました。
けっこう見てる気がします。
いつか自分も?っていつも感じてみてました。なんでかな。

いつかふたばちゃんも、あると思います。(^o^)

こんばんは。
今回の記事は、非常に懐かしい気持ちで読ませていただきました。

石井めぐみさんはひょうきん族に出演されていた時に知りました。
目がくりくりっとしていて可愛らしいお顔立ちで可憐な女優さん。
コテッコテのお笑い芸人に囲まれた中での一生懸命な演技は、時にハプニングを引き起こし、狙ってはできない面白さ(天然ともいうのかも)、一輪の花だけではない存在でした。

一時期のブームが去ってから、そのドキュメンタリー番組が放映されることになり、ナレーションは我らがさんまさん(勝手に仲間にしてしまいました 汗)。
「さんま大先生」というTV番組で子煩悩ぶりが有名になっていたさんまさんと、ひょうきん族時代 恋仲が噂にもなった石井めぐみさんとの共演で、前評判の高かった番組と記憶しています。
ただ、当時の私は子どもに興味が持てない年頃。(ただ単に精神的に幼かっただけですが)
重いテーマということもあり、ほんの最初だけで見続けることはできませんでした。
ゆっぴぃは未熟児の赤ちゃんで、生きるのに大変な子で、いろんな管をまとっていたような場面は覚えていたので、まさか8歳まで生きられたとは、正直ビックリしました。
そして、リハビリなどたくさんの経験をしてこられたようで、ニコニコできるようになったこと、無限大の可能性を感じました。(信じるものは救われる!)

あの頃の演技にも、ひた向きな真っ直ぐさを感じさせるめぐみさん、ゆっぴぃの可能性を信じて思いこんだらトコトンタイプと想像できます。

そんなめぐみさんの無我夢中で関わってきたゆっぴぃの育児。よそ見ができないくらい一生懸命なめぐみさんに、ご主人の入る余地がなかったのではないかとは、なるほどと頷けます。

この夏放映のドラマ「若者たち2014」(またまたフジテレビ)、ご存知ですか?
満島ひかりさんがNICUの看護師さんの設定なので、NICUが登場しています。
小さく産まれた子どもが運ばれ、母親が初めて会うシーン。その小さき姿に愕然とし、ごめんねごめんねと泣き崩れる…。
将来障害の可能性を否定できないことを告げなくてはならないのですが、母親だけではなく父親にも話に立ち合ってもらうべきだと医師からの助言。
更に、面会に訪れない父親を危惧した医師は、障害児の子育てには両親のサポートが必要だとも言います。

夫婦が同じ方向を向くこと。これは育児に追われているとなかなか意志疎通が図れず、時には衝突してしまいます。特に障害児の子育ては一人一人特殊になるため正解がわからず、模索したり突っ走ったり、相手からは無謀とも思える判断をすることも。(遠い土地でのリハビリ入院や決断に迷う手術を伴う治療)
こういう時こそ助け合わなくてはならないのですが、決断が重ければ重いほどお互い引くに引けず、自分の主張を曲げれず意地の張り合い。しまいにはお互いの足を引っ張るなんてことも、我が家ではあります。
こんな関係を続けていれば溝は深くなり、やがて破綻してしまう…。
本当に他人事には思えませんでした。
これからの夫婦のあり方、意志疎通の改善、上手に甘えること、私の課題です。(長女気質なため、甘えベタなんですけど)

またしても長くなってしまいました。
めぐみさんのばんそうこうって表現、素敵ですね。当時は鼻チューブのことに無知でピンときていませんでしたが、今になってタイトルの意味がわかりました。

遠い時を経てゆっぴぃと次女が重なって映りました。
めぐみさんが本やTVで内に秘めずオープンに伝えてくれたこと。
たくさんのご家族に勇気を与えられたのでしょうね。

今回も考えること多き記事でした。
ご紹介、ありがとうございました。






こんばんは

 私も本は読んだことがないのですが、当時とても話題になったので、覚えています。そして今でも、あの男の子はどうしているのかな?なんて思い出すことがありました。

 8歳で亡くなられたんですね。それでも、8歳まで成長されて、とても強いお子さんだったのだろうと思うし、めぐみさんの懸命なケアがあってこそですよね。

 離婚されてたこと、私も衝撃的でした。雑誌か何かの取材で、お子さんの存在のおかげで、夫婦の絆が強くなったと書かれていたのを、今でも覚えていたので。

 表面にはわからない、大変なことがたくさんあったのでしょうね。あんさんのこと、家のことに協力を惜しまないでくれる夫に対して、もっと感謝の気持ちを言葉で伝えなきゃと、みっちさんの記事を読んで感じたことでしたe-53

 そうそう、私も知り合いの方から聞いたのですが、あんさんと同じくらい重度なお子さんが、6歳になった頃から、意識的に笑うようになったという話を聞いたことがあります。

 そのママさんは、「この笑顔を見るために、私は生まれてきたんだ」と思うほど、感動したそうです。

 すっかり、あんさんの意識的笑顔を諦めていた私にとっても、希望が出た話でした。笑顔がなくても、なんとなく機嫌がいいなぁということはわかるようになったのですが、やっぱり笑いかけてほしい気持ちはありますよねe-267

 次回の本の記事も楽しみにしていますe-446

こんばんは☆

素敵な本、読んでみたいと思いました。
経験者の言葉って本当貴重ですもんね。
亡くなってしまったのは残念ですが、とても幸せな人生だってのではないかと思えます。

それにしても、本当ちゃんと言葉にしないといけませんね。
わかってもらえてると思わずに、たくさん話してコミュニケーションを日頃とっておかないといけないなと思います!

ゆっぴい

こんにちは~v-254

ゆっぴいちゃん、懐かしいですね。
そういえば、法人の50周年記念講演に石井めぐみさんがでてくださり、彼女のブログにお世話になったので恩返しができてうれしいとあり、感激しました。
ちなみに記念式典の2日目はいとこが亡くなられたばかりというのに、天皇陛下も来てくださいました。

亡くなってから離婚というのはつらい話だけど、、、厳しい現実なのかとショックでもありました。
病気や障害があってもそれがきっかけで乗り越えられると、さらに強く結ばれると思います。

がんばってねv-22

ちまきさんへ

ちまきさん、こんにちは☆コメントありがとうございます。

番組、観ておられたんですね!!
私もトミーとマツ、観ていたんですが、「トミ子~!」のシーンしか覚えておらず…(笑)。

放送のことで受けるバッシング、想像がつきますね。
野田聖子さんも、お子さんのことで随分バッシングされているみたいですし。
そんな病気の子をTVに出すなんて…などと叩かれていました。

影響力のある行動を取った人には、必ず誰かが文句を言いますよね。
でもその行動が、別の所で誰かを勇気づけ、社会を変えることもあると思います。
石井めぐみさんもきっとその1人ですね。

ちまきさんが、いつか自分も?と感じていたことは、
前にもお話しましたがホントに不思議ですよね。

ふたばがいつか笑ってくれることを楽しみに、
過ごしたいと思います(^^)

勇気りんりんさんへ

勇気りんりんさん、こんにちは☆コメントありがとうございます。

勇気りんりんさんは、石井めぐみさんのことをよくご存知で
『ゆっぴぃのばんそうこう』観ておられたのですね!
そしてそんな裏事情?もある中での、我らが(笑)さんまさんがナレーションを担当していたとは!

私、普段はほとんどTVを観ないので、
勇気りんりんさんが書いてくださった「若者たち2014」も観たことがないんです。
でもドラマは好きなので、今週から観てみようと思います。
まさかNICUのシーンが出てくるなんて。驚きです。
ドキュメンタリー番組などでも、NICUが登場することが増え
世の中に知られていくというのは大切なことですね。

夫婦が同じ方向を向いて進んでいくことはとっても大切なことなんですが
そうそう、勇気りんりんさんが書いてくださったように、
突っ走ったり衝突したり、我が家も同じです。

子育てには自分の価値観とか、育ってきた環境とか、色濃く影響してくると思いますが
障害を持つ子だとなおさらだなぁと感じます。

子どものこと、お互いの思い、できるだけ共有して、会話をしていきたいものですよね。

めぐみさんが優斗くんのことをオープンにしてくれたおかげで
励まされた人、救われた人、たくさんおられるのでしょうね。
ばんそうこう、という表現に、めぐみさんの思いが込められている気がします。

いつも、ありがとうございます(^^)

ゆずぽんさんへ

ゆずぽんさん、こんにちは☆コメントありがとうございます。

そうでしたか、ゆずぽんさんもご存知だったんですね!
そんなに話題になっていたのに私、全然知りませんでした。
まだ高校生の頃だったから、もし耳にしても気に留めなかったのかもしれません。

本によると、優斗くん、とてもよく頑張って、8歳まで成長されたことがわかりました。

優斗くんの存在のおかげで、夫婦の絆が強くなったと書かれていた記事もあったのですね。
本にもそんなことが書いてありました。
でもほんと、夫婦のことはその夫婦にしかわからないですもんね。

協力を惜しまないでくれるゆずぽんさんの旦那さん、とても素敵です。
そうですね、言葉にし過ぎることなんてないですよね。
私もまだまだ言葉で感謝の気持ちを伝えられていません。
これからも課題です。


ゆずぽんさんのお知り合いに、6歳頃にはじめて、意識的に笑ったお子さんがいらっしゃるんですね!
そのお母さんの言葉を聞いて、私も心を打たれてしまいました。
笑いかけてくれることって、何物にもかえがたいものがありますよね。
あんさんも、どんどんいい表情が出ているし、
そのうち、ニコニコっと笑ってくれそうな気がしてならないです(^^)

ちゃぱるさんへ

ちゃぱるさん、こんにちは☆コメントありがとうございます。

ほんと、経験してきた人の言葉は何よりも心に響きますね。

夫婦のあり方のこと、
ちゃぱるさんが書いておられたように、
日頃からのコミュニケーションが一番大切なのかもしれないですね。
ささいなことでも、いろんなことをお互い話すことで
お互いの価値観とか理解できますもんね。
普段話せているからこそ、何かあったときに本音で話せる関係になれるんだと思うし…

読みやすいので、お時間のあるときにでも、ぜひ読んでみてくださいね(^^)

笹さんへ

笹さん、こんにちは☆コメントありがとうございます。

そうなんですね!
記念講演にめぐみさんが出られたのですね。
天皇陛下も来てくださったとのこと、
とても心に残る講演・式典だったのだろうと思います。

亡くなった後に離婚、という事実には驚きましたが
やはり、優斗くんを通して、2人の夫婦のあり方、
そして両親としてのあり方が問われたのだろうなと想像します。

私自身、夫にも家族にも言葉で伝えることをつい、疎かにしてしまうので
まずそこから改善していきたいと思います(^^)

いつも、ありがとうございます。