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Author: みっち 
とっても小さく生まれ、重症心身障害を持つ次女・ふたばと過ごす日々を綴ります。

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卒園式・退園式。すべてにありがとう

3月下旬、通園施設の卒園式・退園式がありました。
座位保持椅子、式にも間に合ってよかった~~。

ふたば


ふたばは4月から保育園に通うので、
いったん通園施設を退園し、4月からは並行通園のクラスに入ります。
(中には、並行通園を選ばずに、幼稚園や保育園だけに通う子もいます)

式の直前、行事のたびによく顔を出してくださっている、
元・保育主任のYさんに久しぶりにお会いしました。
(Yさんのお話は、過去記事『いつかの自立に向けて』に書いています)

Yさん、「え、ふたばちゃん、今日は見送られる側なの!?」と
びっくりしておられました。

入園予定の保育園の名前を言うと、
「すごく熱心な園に決まったんやね。
大丈夫。ふたばちゃん、どこででもやっていけるよ」
と言ってくださいました。


式が始まり、1人1人、入場していきます。
卒園児(4月から小学生)がまず入場し、
私たち退園児が後から続きます。

ふたばは、介助歩行で入場しました。
少しの距離でしたが、足を動かして歩くことができました。
入場

式は二部制。
第一部は、式典で、卒園証書や療育のあゆみを受け取ります。
卒園児代表の謝辞があったり、園長の挨拶があったり。

第二部は、お別れ会。
卒園退園する子どもたちの写真がスライドで映し出され
ママたちの挨拶があります。


第一部では、ふたばは療育のあゆみを自分で受け取り、
席に戻るとパラパラして遊んだり、眺めたり。
そのうち綴じているリボンをほどいて遊んでいました(笑)。
あゆみ


第二部では、
挨拶で、こんなことを話しました。

「ふたば自身の頑張りだけではなく、先生たちの関わりやお母さんたちの励ましに
ただただ支えられてきた3年間でした。
私は、園でやりたいことは全部やってきたと思っていて、
後悔していることは1つもありません。
園で過ごしてきたことは、これからの生活の中で大きな支えになってくれると思っています。
ありがとうございました」

自分の挨拶は無事できましたが、
他のママたち、特に同じクラスで、卒園する子のママたちの挨拶は
涙なしには聞けませんでした。

わが子に障害があるとわかったときの絶望感や孤独。
みんなそれを抱えたまま通園施設にやってきた。
もう心から笑うことなんてないかもしれないと本気で考えていた。
いつの間にか気がつけば、もう1人ぼっちではなく
悲しみを乗り越えて笑っているママたちの中で
自分も心から笑うことができるようになっていた。
自分が笑えば子どもも楽しそうに過ごすようになった。
いつもハイテンションの先生たち。
障害なんて忘れてしまうほどの温かい空間。
ここで過ごすことができて本当に良かった…

状況は違っても、こういう気持ちはみんな共通だと感じ、
涙が止まりませんでした。


いろいろなことを思い出しました。

ふたばはクラスの中でも最も障害が重く、
ニコニコ笑うことも、ご飯をたべることもできない。
それで、入園当初はとても落ちこんだこと。
ふたばは、ここにいても何もできない気がして、
場違いなところに来てしまったのでは…と思ったこと。

療育で、名前を呼ばれたらお返事する時間があり、
ふたばはいつも無反応。
そんなふたばを周りのママたちがどんな風に見ているか、知るのが怖くて
ママたちの目を見ることができなかったこと。

給食の時間、みんなが頑張って口から食べている中、
ふたば1人だけが、ミルクを注入されながら眠っていて、
そこにいる意味が見い出せず、早退してしまったこと。

不安な気持ちを話したとき、クラスの先生が
「ふたばちゃん、もっともっと中に秘めていると思うよ。
それを引き出せるように、私たちは関わっていくつもりです」
と言ってくれたこと。
それがどれほど私を励ましてくれたことか。

弱気な私に夫が、
「元気な子たちを見てふたばも成長すると思う。
親が、自分の子どもの可能性を信じてやらないでどうする」
とよく渇を入れてくれたこと。


先生方が血眼になるくらい、ふたばのいいところ、得意なことを見つけてくれたこと。
クラスのママたちが、私も気づかなかったような、ふたばのできることをたくさん見つけてくれたこと。

たくさんの友達と先生に温かく関わってもらって、
毎日の通園がとてもとても楽しくなりました。

入園して2年目には、給食をミキサーにかけてもらって、みんなと同じ食事を摂れるようになりました。
その日、クラスのみんなが「おめでとう!」と喜んでくれました。
2年目の秋には、歩行器でトコトコ歩けるようになり、
ふたばの見ている世界はどんどん拡がりました。
3年目には、自分で起き上がって座位を取れるようになるなど、
嬉しい成長もたくさん見ることができました。

ふたばを温かくサポートし、成長を喜んでくれる先生たちがいたこと、
毎日一緒に泣いたり笑ったり、家族よりも長い時間を過ごしてきたママたちがいたこと、
きっと一生、大きな支えになると思う。

地域に出ると決めたことに後悔はない。
きっと壁にぶつかることがいっぱいあるだろうし、
傷つくこともたくさんあると思う。
そんなときにも通園施設は、これからも心のよりどころになってくれるだろうなと思います。

3年間本当にありがとうございました。

ふたばと私に出逢ってくれたすべての人に、心からありがとう。

ここで過ごした日々、楽しかったことも辛かったことも、すべての思い出に、ありがとう。

ふたば、たくさん一緒に頑張ってくれて、ありがとう。



式の後は、みんなで写真を撮ったり、プレゼントを渡したり。
そして午後からは園を出て、クラスで食事会をしました。

卒園する子のほとんどが、支援学校に就学します。
ふたばが来年、支援学校に進んだら、またみんなで会えるね

淋しいけど、清々しいお別れ。
まだ冷たいけれどどこか優しい春の風が
みんなを包んでくれているようでした。



ふたばはもうすぐ入園式。
その後は並行通園クラスの療育とリハビリで、
通園施設に週2回顔を出すことになります。


どんな出逢いがふたばと私を待っているのだろう、と思うと、
ドキドキ今から楽しみです。


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コメント

Secret

No title

ふたばちゃん、卒園おめでとうございます。そしてこれからまた新しい出会いなのですね。
ふたばちゃんとみっちさんがチャレンジされていくこと、すごく大きなことだな、と思います。そして、きっとふたばちゃんがたくさんのことを学べるだけでなく、ほかのお子さんがふたばちゃんから学べることもたくさんあるんだろうな、と思います。
私は去年、療育園見学でいくつかのクラスにお試し参加などさせていただいたとき、経管栄養や吸引が必要な子が、自分の娘しかおらず、色々と考えてしまいました。必要なケアが多いと、身体だけでなくときに心も、親の方がしんどいと感じてしまうときがある…。けれど、やはり、子供には外にでてほかの子供たちや沢山の人に触れられる機会を与えたい…。記事を読んですごく心にしみました。今年3歳になる私の娘も、本年度から少しずつなのですが、ようやく通園に通えそうです。色々不安に思うこともありますが、私も頑張っていきたいと思いました。

マカロニさんへ

マカロニさん、こんにちは☆
コメントありがとうございます。
暖かくなってきましたねe-68

昨年の今頃は、地域に出ることはほとんど考えていなかったので、
1年間で私自身の考え方も、環境も、ずいぶん変わったな…と感じています。
チャレンジすることで、新しい世界が広がれば嬉しいなと思っています。

マカロニさんも療育園見学に行かれて、そんな風に感じられたのですね。
医療ケアが必要な子は特に感染などにも注意しなければいけないことが多いし、
親が元気でなければ、子どもの命をつなぐことさえ難しくなってしまうので、
通園一つとっても、いろいろなことを天秤にかけての決断になるかもしれませんね。
あおいちゃんは活発なようですし、通園など外に行くメリットもたくさんあるかと思います。
ふたばは通園を経験しなければ、もっともっとおとなしかったかもしれません(笑)。
ぼちぼち、頑張っていければいいですねe-113

卒園式・退園式。すべてにありがとう

卒園式お疲れ

ちー姉さんへ

ちー姉さん、こんにちは☆
コメントありがとうございます。

家族みんなで出席できて良かったです!