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とっても小さく生まれ、重症心身障害を持つ次女・ふたばと過ごす日々を綴ります。

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就学に向けて、インクルーシブ教育推進室との話し合いに参加

先日、お友達からお誘いを受けて、
大阪市教育委員会インクルーシブ教育推進室との話し合いに参加してきました。

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参加されていたのは、30名ほどの保護者と、一部お子さんたち。
私も通園施設の友達に声をかけ、10名ほど参加してくれました。

今回話し合いが行われることになった発端は、
とある地域の小学校に通っている障害のあるお子さんが、
適切な形態での給食を提供されていない、という問題が
なかなか解決されないという現状でした。

今回はそういったインクルーシブ教育の現状を共有するということ、
障害児を持った保護者たちの取り組みや思いを、教育委員会に聞いてもらうこと、
この2点を狙いとして開かれた話し合いの場でした。

*  *  *

まず始めに、給食の問題について、教育委員会から経緯の説明がされました。
プライバシーの問題もあるのでざっくりとしか書けませんが、
要は、大阪市はインクルーシブ教育を推進しているにも関わらず、
「子どもの障害に合わせた形態での給食(キザミ食やペースト食など)を提供することは
負担が大きいので提供しない」と言って、
給食を加工するために保護者に付き添いを強要しているケースがある。
その問題について全く具体的な方法(マニュアル化や人員の確保)が提示されることなく時間がどんどん過ぎている。
という経緯でした。

その問題は引き続き話し合われていて、
教育委員会は「準備中」「対応中」と主張していますが
お子さんの保護者は、一体いつになったら対応してもらえるのか…と大きな不満を抱えておられるのが現状です。

*  *  *

今回の話し合いに参加していたのは、未就学の子どもたちの保護者がほとんどだったので、
就園や就学に当たっての不安が、たくさん発言されました。

・学校に就学相談に行くと必ず「人が足りない」「前例がない」という理由で
 障害児に対する受け入れを渋られる

・「お母さんが付き添う」ことを勧められる

・地域の保育園で対応できていること(適切な形態での給食提供や
 看護師の配置など)が、学校では無理だと言われている

                                 ……などなど。


そういった不安の声に対し教育委員会の方がくださった返答を、
項目ごとにまとめて書いておきたいと思います。


◆就学前の流れ
・ まず、就学前年(年長の年)の4月頃から、
 遅くても8月までには地域の小学校に連絡をして、就学相談をすること。
 そこから、特別支援学級に何名の児童が入る予定かを把握し、教員が何名必要なのかを調整する。
 基準は、特別支援学級の児童8名につき教員1名
 ただし肢体なのか知的なのか、障害の内容によってクラスが分かれることも。
 また、支援が必要な児童1名につき、特別支援学級1学級、ということもあり得る。
 介助員が対応するケースもある。

◆地域の学校での受け入れについて
給食やオムツ、医療ケアなどの理由で、地域の学校が断るのは、法律的に×
 ただ、学校によって、また校長教頭によって、経験や知識に差があるために
 消極的な対応しかできていないことがあるのは事実。
                 →→今後は教育委員会から学校にアナウンスすることが必要。

保育園と学校では管轄が異なるため、全く同じ対応をするのは難しい。

◆医療ケアについて
・ 医療ケアの必要な児童の入学が決まったら、入学式の前に看護師を配置する決まりとなっているが
 市の看護師が不足していて配置ができないことも。
 その場合、大阪市では、その児童に関わる教員(誰が関わるかの人員配置をしてから)、
 入学式前に医療ケアの研修を受け、
 保護者と相談しながら、対応することになっている。
 (医療ケアの研修は毎年、4月と8月)
・研修を受け教員がしてもいい医療ケアは、痰の吸引と経管栄養。
 
*  *  *

教育委員会の方が強調されていたのは、
学校によって対応に差があるが、
対応はできるはずなので、必ず学校と詰めて話をしてもらいたい。
インクルーシブ教育推進室が味方になります、ということでした。

*  *  *

教育委員会からの回答を受け、保護者からは次のような声が上がりました。

・ 子どもの1年は大人と違い、とても重要で大きいもの。
 大人の都合で大事な時期を逃してはいけないし、もっと目途をつけて話し合ってほしい。

・ 学校からよく言われるのは「安全が確保できない」ということ。
 でも「絶対にしてはいけないこと」だけを守って、あとは他の子どもたちと同じようにしてほしい。
 そのために地域の学校に入れるのだから。

・ 就学相談の際に、保護者はどうしても子どものことなので気持ちが入ってしまうため、
 役所の方に口添えしてもらうなど力になってもらいたい。

・ どうして市の看護師がいつも不足しているのか。
 募集の方法の見直しが必要なのでは。

・ 「前例がない」が決まり文句になっているが、大阪市全体でみれば、前例なんていくらでもある。
 今までたくさんの子どもや保護者が頑張ってきた前例の積み重ねができていないだけ。
 
*  *  *

最後に、小学生のお子さんを持つ保護者の方から、こんな発言もありました。

「私たちが、就学前に“誰に相談したら良いのか?”がわからないのと同じように
学校側も、障害を持つ子どもの保護者に対し“何を聞いたら良いのか?”がわからない。
学校の状態は本当にバラバラで、管理職の先生方の理解度もさまざまです。
だから私たちは伝えていかなくてはいけないと思います」


私が医療ケアについて質問をしたので、
会の後、中学生のお子さんを持つ保護者の方が声をかけてくださいました。

「うちの子も全介助で医療ケアが要るけど、楽しく地域の学校に通っていますよ。
初めから支援学校と決めず、いろいろ考えてみてくださいね。
けっこう、大丈夫なものですよ!
先生たちもすごく頑張ってくれているし、子どもたちもたくさん関わってくれるから!」

*  *  *

教育委員会に、保護者の思いが少しは伝わったでしょうか。


私が話し合いに参加して感じたこと。
確かに、給食の問題を始め、インクルーシブ教育には問題・課題が山積み。
先輩たちが時間と労力をかけ築き上げてきてくれたことも、
まだまだ「前例」として積み重なっていないのだという事実もある。
けれど、障害があることや支援を必要とすることで、
地域で過ごすことに引け目を感じたり引っ込んだりしなくても良いのだということ。
それから、必要なことを伝え続けなくてはいけない、ということです。


私自身、現時点では就学について、支援学校を考えていますが
今回話し合いに参加させてもらったことで、地域の学校ともしっかりと話をし
就学相談をして、選択肢を広げてみても良いのかな、とも思えました。

自分の子に「インクルーシブ教育」が必要なのか、ということは正直わかりません。
それでも、就学するに当たり、
重い障害がある→支援学校しか行けない、というのではなく、
いくつかの選択肢の中からこの道をベストだと思って選んだ、と思いたい。

そんなことを考えさせてくれた話し合いでした。参加して本当に良かったです。



*  *  *

大阪市では、就学相談についてのリーフレットが作成されていて、
教育委員会のサイトにアップされています。

大阪市の就学相談(リーフレット)

元のページは
障がいのあるお子様の入学について




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ちー姉さん、こんにちは☆
コメントありがとうございます。

話し合いに参加できて本当に良かったです!