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Author: みっち 
とっても小さく生まれ、重症心身障害を持つ次女・ふたばと過ごす日々を綴ります。

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ひとみとふたばとカブトムシ

この夏、わが家ではカブトムシを飼っていました。

夫の知り合いで、カブトムシを飼っている人がいて、
たくさんカブトムシが生まれたからもらって欲しいと言われたそうです。

私、反対しました。
カブトムシが苦手で(笑)。
どうしても、ゴ●●リにしか見えないからなんです(^_^;)
それに、日中は家を空けることが多いし、世話なんかできないよ~!って。

でも夫は、「世話はする。ひとみが生き物を飼う経験もできるから」と、もらってきてしまいました。

飼い始めてすぐ、カブトムシが飼育ケースの扉を自力で開けて、玄関に逃げ出していたというハプニングが
その日は夫が飲み会で、深夜にならないと帰ってこない。
しかたなく、手ブルブルになりながら、割り箸で元気いっぱいのカブトムシをつかみ、
涙目になりながらケースに入れました。


夫とひとみが世話をしていましたが、
夏が終わると同時に、カブトムシは寿命を迎えました。
前日まで、ケースの中でバタバタ動き回っていたカブトムシ(私は姿は見てないですが、音が聞こえていました)が、
朝になると静かにかたまっていたそうです。

「カブトムシ、かたまって死んでしまったな」
と言う夫に、
「でも、かたまってもまた動くんやろ」
とひとみが言いました。
「かたまってしまったら、もう動かないんやで。
死んでしまったんや。
カブトムシは、夏の間しか生きられへんからな」
夫が説明しましたが、
ひとみにとって、昨日まで元気に動いていたカブトムシが、
もう二度と動かない、ということが信じられないようでした。

夫とひとみは、近くの公園に、カブトムシを埋めに行きました。

ひとみにとっては、死を身近に感じた初めての経験だったんじゃないかなぁと思います。


さて、先日、ひとみと話していて思わずポロッと、こんな本音が出てしまいました。

「ママはさ、ふたばが、みんなみたいに元気だったら、
もっとひとみと遊べただろうし、
一緒に走り回ったりできただろうな。
ごめんね。て思うときがあるんよ」

ひとみはびっくりした顔をして、
「え?ふたばもみんなみたいに元気そうやけどなぁ?」
「一緒に走れなくてもいいねん。
ふたばが寝転がって元気に遊んでる横で、
本を読むの、楽しいもーん」
と言いました。

気を遣ってくれているのかな。
ありがとう。と思っていたら、続けてこんなことも言っていました。

「ふたば、生まれたとき心臓が止まってたやん。
でも、そのままかたまってしまわなくて良かったやん。
かたまってしまったら、もう二度と動かないんやろ?
だから良かったやん」

カブトムシの死を通して、生き物が死んでしまったらもう戻ってこないことを知ったひとみ。
ふたばは生まれたときに心臓が止まっていたけど、頑張って生き返ったという事実を、
良かった、ととらえてくれているのが嬉しかったです。


私はふたばが生まれる一年前、
妊娠10週で赤ちゃんの心臓が止まり(稽留流産)、
手術で外に出した経験があるのですが、
その時のことは今となっては忘れてしまっているほどなんです。
その後のふたばの出産が壮絶過ぎて(^_^;)

ふたばが生まれて、
「生きるほうが残酷なこともある」なんて何回思ったかな。

でも、ひとみの言葉は、そんな気持ちをきれいに吹き飛ばしてくれ、
この姉妹を大切に育てよう、と思わされるのでした


私はまったく世話をしなかったカブトムシだけど、
飼って良かったんだな、と思いました。


最近、何かの調査結果で、
人は死んでも生き返ると思っている子どもたちが、
けっこうな割合でいるのだと聞いたことがあります。
対象は小学生だったかな。
身近に死を体験したことがないうえに、
テレビやゲームの影響が大きいのでは、と分析されていました。

死を知ることは、生を知ること、
生の重みを知ることだと思います。




カブトムシの写真は1枚も撮りませんでしたが(笑)、
こんなことなら撮っておけば良かったかなぁ。


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コメント

Secret

こんばんは☆

同じく、虫全般が大の苦手っす
何が怖いってあぁた、予想外の動きしよるし
足が尋常じゃ無く多いし
B面(お腹側)の作りがとにかく気持ち悪いw
なので涙目になりながらもケースに戻したみっちさんに
拍手喝采でございますわよ

ひとみちゃんにとって、頑張って生き返ったふたばちゃんは
誇りであり、かけがえの無い存在なんやろね
横に居るだけで楽しいと言うピュアなひとみちゃんにキュン×2です♡

今年は娘の同級生が2人も亡くしてしまった事もあり
生と死については特に色々考えさせられた年でした
死を知ることは、生を知ること、ホントそうですね

こんにちは。
いつもひとみちゃんのふたばちゃんへの言葉には癒しと憧れの気持ちを持たされます。(^O^)
生きることと、死ぬことは切っても切れない関係なんですねぇ。
子供の頃に感じていた死ぬことと、若かりし日に感じていた死ぬこと、子供を産んでからのそれは、だんだん変化をしているように感じます。
飼われていたカブトムシに、生きる意味を教わった子供がいるように、息子が生きることに生きる意味を考えてくれる子供がいることは やはり意味があるんじゃないかと思ってしまうのでした(⌒-⌒; )
みっちさんの記事いらい、よく考えるテーマです。

ひとみとふたばとカブトムシ

カブトムシ良いね

もも母さんへ

もも母さん、こんにちは☆コメントありがとうございます。

もも母さんも虫が苦手ですか~!
そうなんですよね、あの予想外の動きも、節目のある足も怖いし、
お腹側はほんとに…(絶句)。
B面ていう表現いいですね(笑)。
カブトムシ、ひっくり返っていたので
もちろんB面からの掴みでした。あー頑張りました。

ひとみがふたばのことを、
もも母さんが書いてくださっていたように、
誇りでありかけがえのない存在だと
思ってくれていたらとっても嬉しいなと思います(^^)

ももちゃんの同級生が2人もお亡くなりになったのですね。
早すぎるお別れだったんですね。。。
身近な死、とくに亡くなられたかたが若ければ若いほど
生と死を深く考えさせられますね。

ちまきさんへ

ちまきさん、こんにちは☆コメントありがとうございます。

癒しと憧れだなんて(^^*
普段はおやじギャグが大好きな6歳児なんですが(笑)。

死というものに対して
確かに、自分が子どもだったころや、独身だったころ、そして今…と
少しずつ考え方が変わっていきますよね。
もちろん生に対しても。

> 息子が生きることに生きる意味を考えてくれる子供がいること

これは、ちまきさんの長女ちゃんのことですか?
それともお友達でしょうか。

生と死に触れることで、
幼い子どもたちの中にも、いろいろなものが芽生え、育っていくんでしょうね。

愛姫さんへ

愛姫さん、こんにちは☆コメントありがとうございます。

カブトムシ、もし来年も飼うと言われたら、うーん。となってしまいそうですが(笑)、
今年はいい経験ができたんじゃないかと思います。

追記です(⌒-⌒; )すみません。

息子が生きることで意味を考えてくれているのは、今の所、周りの大人たちです💦
子供は今後の希望も込めて。
長女は自分が生きていくので精一杯なので、息子にリハビリをしていると、「わたしにもしてよ」と言ってきます。最近になってやっと「弟が障害のせいで、いろんなことができない」と気がつき始めました(^◇^;) 話はしていたんですが、わかってなかたようです。(>_<)
ふたばちゃんに対するひとみちゃんの接し方を見ていて、何かを感じてくれるお友達がきっといますよね。(^-^) ひとみちゃんから発してくれるいろんなことで、初めてふたばちゃんを認識できるお子さんもいるんじゃないかなと。
「大ちゃんが、ちょっと歩けないからって、ママは甘やかしすぎよ!私も!」と抱っこを請求してくる7歳児に対して、笑うしかない今日この頃です(⌒-⌒; )

ちまきさんへ

ちまきさん、こんにちは☆追記、ありがとうございます!

そうでしたか、周りの大人の方のことだったんですね。

長女ちゃん、リハビリを自分にもしてほしいなんて、可愛いですv-22

障害のこと、大人でも理解するのに時間がかかりますもんね。
子どもならなおさらかもしれませんね。
でも、ちまきさんがお話されたり、大ちゃんの通う学園の子たちとふれ合ったりすることで
ゆっくり、ゆっくり、ちゃんと理解していってくれるような気がします。

ひとみがふたばに関わる姿を見て、ひとみの友達の中には、
ふたばをいつも可愛がってくれる子がいます。
もちろん、何度話しても、ひとみが可愛がっている姿を見ても
「コワイ」「この子、何で変なの?」と会うたびに言ってくる子もいますけど、
そのうち、ちょっとでもわかってくれたらいいなぁと思っています。

長女ちゃんは、ちまきさんに甘えたくて、それを上手に表現できているんですね。
なんだか、抱っこを要求してくる長女ちゃんに、ホッとしてしまいます。
ひとみは、そんな面があまりなく、
どっちかというとリハビリも「自分がふたばにやってあげたい」みたいなタイプなんですが
心のどこかで我慢をしていたり、いいお姉さんを演じていたりして
疲れてしまわないか、ちょっと心配になるときがあります。

考え出すときりがないですね(^^;
話に付き合ってくれてありがとうございます(^^*