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Author: みっち 
とっても小さく生まれ、重症心身障害を持つ次女・ふたばと過ごす日々を綴ります。

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療育講座(リハビリのこと)と、大失態

通園施設で開かれる、月1回の「療育講座」。
今回のテーマは「リハビリ」でした。
講師は、通園施設のリハビリテーション部長をされているPTさん。
昨年、ふたばを担当してくださっていた療法士さんです。

通園施設のリハビリについての理念を主にお話しされました。
毎回、スライドと、口頭での説明のみだったのですが
今回はレジュメを配ってもらったので、ありがたかったです

そうそう。先に書いておくことがあります。
ふたばが通っている通園施設のリハビリは、ボバース・コンセプトが元になっています。

ボバース・コンセプトとは…
イギリスのボバース夫妻(夫が神経科医、妻が理学療法士)によって
1940年代から提唱された、
脳性まひなどの中枢神経系疾患がある子どもや成人の治療のための考え方のこと。
子どもの発達に合わせて、
オーダーメイドの治療や日常生活の過ごし方などを提案してくれるもの。

通園施設の母体である療育園は、
日本ではじめてボバース・コンセプトに基づいてリハビリを実践してきた施設なんです。

そのため、今回のリハビリについての講座の内容も、
ボバース・コンセプトに基づいたものになっています。


ではでは、リハビリについてのレジュメの内容を少しまとめて書いてみます。

◆療育とは◆
医学・福祉・教育などを用いて、
子どものよりよい生活を支援するもの(通園施設長の言葉)

◆通園施設がめざすもの◆
・身体運動機能の発達障害をもつ子どもと家族への支援
・子どもと家族の生活の支援
   ※障害を治すことではない。

◆中枢神経系(脳や脊髄など)の損傷とリハビリテーション◆
・基本的な運動機能の発達を停滞させ、
 運動、移動、手の巧緻(こうち)性、言語、認知など
 日常生活に必要な機能の発達を難しくし
 生活のしにくさにつながる
 ↓
 リハビリテーションによって、運動障害を改善し、発達を促し
 子どもらしく元気に生き生きと、快適に生活することを援助することを目指す
   ※小さいうちは、診断名がなかなかつかないケースも多い。
   ※子どもの運動(眼の動きや、ハイハイするなど)によって、
     子どもが何をしたいのかがわかり、コミュニケーションを取ることにつながる。

◆生活を支援するために◆
・日々の生活の様子を療法士に話してください
  できること・できそうなこと・できたらいいなと思うこと・やってみたいこと
  気になること・やってみたが難しいこと・疑問に思うこと、困っていること…

◆家族中心療育の考え方◆
・両親が子どものことを最もよく理解している
・それぞれの子どもや家族が自分たちで意思決定を行う権利がある
  →専門家は家族の良きパートナーとなるべき
   ※この考え方は海外の考え方。
     日本は文化的に「先生に教わるのが一番」という考えが根強い。
 
 ◆目標◆
・リハビリの目標を設定する(できそうなことを目標にする)。
 (できそうなこと、というのがポイントで、『願い事』とは違う)  
・リハビリを実施して、再評価(効果や、やり方の見直し)をすることが大切。
・子ども自身が達成を望んでいること
・子どもの現在の環境と年齢に適切であること
   ※一般的な発達段階とは異なる順序で、リハビリを行う場合もある。
     お座りができない子に、先に立つ練習をさせるなど(ふたばもそうです)。
 
◆脳の可塑性(かそせい)◆
・脳は修正、変化する能力を持つ
・環境や場面に適応する
・経験により学習が進む
 →適切な発達のためには、適切な感覚運動経験を積むことが必要
 →反復により強化される
・負の可塑性もある 
   ※脳は変わる!だからリハビリの意味がある。

◆両親の役割◆
・日常生活での様子、気になることなどを専門家に伝える
・リハビリでの良い反応を家庭生活へ活かす
・子どものやる気を引き出す関わりをする
・将来の自立に向けて、問題解決能力を育てる関わり
   ※自立とは、自分1人で何でもできる、ということではなく、 
     自分で選んで自分で決めることができること。
   ※問題解決能力とは、その場をうまく乗り切る力。

◆子どもへの援助方法◆
・できるようになる過程を援助する
 介助する・口頭で教える・やって見せる・結果を知らせる・
 環境を設定する・できるところから自分でやらせる
   ※大人が介助し過ぎると、子どもの発達の機会を奪ってしまう。



療法士さんからのお話が終わり、
お母さん方の感想を言い合う時間になりました。
すると、参加者の1人、Mちゃんのお母さんが、
「同じ年齢の子と比べてしまい、自分で何でもできるようになってほしいと焦ってしまう、
そんな自分が嫌で…
でも今回のお話の中で、
“自立っていうのは、
自分で選んで自分で決めることができること”
ということを知って、
“できるようになる過程を援助する”
ということが大事なんだとわかりました」
と涙で声を詰まらせて話しました。
それを見て、みんなもらい泣き

Mちゃんは、特に診断名のつかない発達遅延のある女の子。
最近1人で歩けるようになって、よく食べ、よく遊ぶ元気な子です。
そんな、一見順調に発達しているように見えるMちゃんのお母さんの隠された思いを知って、
みんなそれぞれの思いを抱えてここに来ているんだと思うと
私も涙が出てしまいました。

涙が出たついでに、
ふたばは、食事も、コミュニケーションを取ることも、何もできない、
自立だなんてとても考えられない…という思いまでこみ上げてしまい、
ついには号泣レベルに達してしまいました
普段は平気でなんともないことも、
いったん涙が出てくると、悲しくなってしまうのはなぜなんでしょう??(笑)

涙が止まらないまま自分がしゃべる番に。
言葉が詰まって、よくわからない文章になってしまいましたが
話したのはこんなことです。

「うちの子は、厳しい生まれ方をしました。
生まれて2ヶ月くらいから、リハビリを受けていました。
今でもできないことだらけです。
笑うこともなく、コミュニケーションをとるのがとても難しいです。
それでも、唯一、好きな玩具を見つけて遊ぶということができるようになったのは
リハビリのおかげだと思っています。
自分にとっては、リハビリには特別な思いがあり、ここに通っています」

PTさんはこんなことを話してくれました。
「私は、ふたばちゃんも入所していた、療育園の重症心身障害者病棟に
以前勤務していました。
そこには、重い障害を持つ方がたくさんおられます。
言葉を話せない人、表情が変わらない人もたくさんおられます。
でも、コミュニケーションって、言葉や表情だけではないですよね。

ふたばちゃんとコミュニケーションを取ることが難しいとお母さんおっしゃったけど…
そこにいるだけで、それだけで充分なんですよ。みんなそうです」

それを聞いてまた号泣してしまった私でした。。。



ふたばは、クラスの中でも、一番重度の子です。
だからこそ、そばにいる自分が明るくいなければ、悲愴感が漂ってしまう気がして(^_^;)
通園で泣くなんて絶対にしたくなかったんですが。
人前で泣いて(しかも号泣レベル)しゃべられないなんて…大失態です。


気を取り直して、明日からまたいつもの自分で通園しよう

自分の失態はさておき、いつもながら、とても勉強になった療育講座でした。


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コメント

Secret

こんばんは☆

知らず知らずのうちに我慢してる気持ちや悩みを吐き出すのは大事な事だと思います!
そこに涙が伴うのも全然失態なんかじゃありませんよ☆
みんなでそうやって話せる場所があるのはうらやましいです。
ママたちと話す時間はあっても、深く話す機会がありませんからね~(*_*)
ちょっとスッキリできましたか??

お久しぶりです♪
記事読ませて頂いて私も久しぶりに涙が・・
ほんと うちの子が産まれて10年くらいは よく泣いていましたね
思い出してしまいました・・・
子供の前では絶対に泣かないようにしていましたが(心配させてしまうからね) いないところでは 主人の前などでは本当に涙がでてでて かれてしまうのではないかと思うほど・・・
そのせいか 今は ほとんど泣く事もなくなってしまって・・かれてしまったのかも(笑)

辛い時は思いっきり泣いてさっぱりしていいと私は思いますよ♪


もらい泣き、私もあります。人と話す時に自分から泣くのはないけど、先に泣かれちゃうと弱いんですよー。一青窈の「もらい泣き」って歌が響き渡ってきます(笑)
悲愴感を漂わせたくない気持ちも私もあるし、仲のいい友人から「その姿を見てると泣けるねん」って言われて一緒に泣いたり。人前で泣くと恥ずかしいような、でも、スッキリした爽快感もあったり。

娘が生まれてから私の喜怒哀楽が激しくなり、新たな自分を発見し、私も変貌を遂げちゃったかもです。

来年に向けて、近々通園の見学に行くことになりました。うちも重度っ子だし、通園はまだ早いかなと思う部分もありますが、ふたばちゃんの通園で色んな経験をしている姿に憧れて無理のない範囲で通ってみようと思ってます。

リハビリ

こんにちはv-254

リハビリの大切が良くわかりました。
また新しい ボバース・コンセプトの方法など勉強になります。

号泣なんて・・・ちょっとうらやましい。
がんばれ~

v-254

そっか、みっちさんでも泣くことがあるんだ・・・
そっか、そっか・・・
ちょっと勇気づけられました(ごめんなさい。変な話ですが・・・)

自立って、まずは基本的生活習慣を身につけることだと思っていました。
そう考えると、うちのかーも厳しい。
でも「自分で選択すること」って考え、なるほどって思いました。
それってすごく大切ですね。
それは、健常って言われる子にも当てはまるなって思いました。
ついつい、何ができて、何ができないか、って視点で捉えてしまうから。

自分で選択できるように、意思表示をきちんと大切にして読み取ってあげたいな。
勉強になりました。

みっちさんの通園すてきですね。
あたたかく柔らかい雰囲気が伝わってきました☆

ちゃぱるさんへ

ちゃぱるさん、こんにちは☆コメントありがとうございます。

失態なんかじゃないと言ってくださって、嬉しかったです。

その日は、かっこ悪さと恥ずかしさでいっぱいでしたが、
ちゃぱるさんのコメントを読んで、
ああ、通園のお母さん達やリハビリの先生に、私は心を許していたんだなって気づきました。
そのことは決して悪いことではないな~って気づくことができました。
そう思うと、スッキリというか、もうかっこ悪くてもいいや、みたいな
開き直った気持ちにもなれました。

ちゃぱるさん、ありがとう(^^)

といぷー3匹のままさんへ

といぷー3匹のままさん、こんにちは☆コメントありがとうございます。
そうなんですね、まなちゃんが生まれて10年くらいはよく泣いておられたとのことですが
まなちゃんの前では涙を見せないようにされていたんですね。
もしかしたら、その時に必要な分だけ、涙を流してスッキリしたからこそ
今では泣くこともなくなったのかもしれないですね。

ご主人の前でたくさん涙が出たなんて…うらやましい夫婦関係だと思います。

私も1人だと泣くこともあるんですが(感動の涙も含めて)、
人前で泣くのは、なんだか慰めを強要してしまっている気がして
たとえば医師や看護師など医療職の方の前では涙は出ないんです。
でも、障害は違っても、同じような思いをしている方の涙を見ると、
もう止まらなくなってしまって…(笑)。

その日はもうかっこ悪いし恥ずかしいしで、急いで家に帰ってしまいました。
でも一晩経ってみると、かっこ悪くてもいいや、と開き直る気持ちを持つことができた気がします。

といぷー3匹のままさん、ありがとうございます(^^)

あかみらさんへ

あかみらさん、こんにちは☆コメントありがとうございます。

あかみらさんも、もらい泣き、ありますか~。
私もコメントを読んでから、「もらい泣き」頭の中で流れてます(笑)。


そうそう、先に泣かれると、自分の中で何かが崩壊したような感覚になって、
涙が止まらなくなってしまいます。

そっか~。あかみらさんは、新たな自分を発見して変貌を遂げているのですね!
でもほんと、そうかもしれないです。子ども育ては自分育て、なんて言いますが
自分の新たな一面を子どもが教えてくれたり、
根性をたたき直してもらったりしていますね(笑)。

泣いてしまったその日は、かっこ悪くて恥ずかしくて、しかたがなかったです。
でも、もうかっこ悪くてもいいか、みたいな、
開き直りの気持ちが新しく芽生えてきました(笑)。
こうやってまた強くなっていくのかな?


みらいちゃんの通園の見学に行くことになったんですね!
施設にもよりますが週1回からスタートするところもあるし
みらいちゃんとあかみらさんの生活のペースに合った通園ができるといいですね(^^)

あかみらさん、ありがとう(^^)

笹さんへ

笹さん、こんにちは☆コメントありがとうございます。

リハビリの大切さ、その子の発達に合わせてじっくり取り組む大切さを
改めて教わりました。
脳は変わる!と、療法士さんが強くおっしゃっていて
背中を押してもらった気分です。

人前で号泣なんて、恥ずかしい限りだと思って猛反省しました。
でも一晩経ってみたら、まぁ、かっこ悪くてもいいやって
開き直ってしまいましたよ(笑)。

笹さん、いつも応援ありがとうございます(^^)

わー&かーママさんへ

わー&かーママさん、こんにちは☆コメントありがとうございます。

泣きますよ~(笑)。1人だと、感動して泣くのも含め、ちょくちょく泣いてます(笑)。
でも、人の前で泣くのはホントしたくない行為で…
人に、慰めを強要してしまう気がして。
ふたばに関わってくれている医師や医療職の方々の前では
「私を慰めることは、この人たちの仕事の範疇じゃない」
と冷静になってしまうので、涙は出ません。
でも、障害は違っても、同じように悩むお母さんの涙を見てしまうとダメですね。
自分の中で何かが崩壊しました。

翌日、講師をしておられた療法士さんに、昨日はすみませんでした~!と謝ると
「なーに、全然いいのよ!むしろ、これからはもっとお母さん方にしゃべってもらおうと思ったわ」
と言ってくれて嬉しかったです。

これまで、「重度の子を抱えて大変そう~かわいそう~」って思われるのが本当に本当に嫌で
必要以上に気丈になっていたかもしれません。
だから今回、人の前で泣いてしまって、
かっこ悪さと恥ずかしさで、反省しました。
でも一晩経って、まぁ、かっこ悪くてもいいや、って開き直ってみたりしました(笑)。

「自分で選択すること」って、とても大切なことですよね。
例えば、ほとんど体を動かすことができない人でも
されて嫌なこと、嬉しいこと、などをその人なりのサインで伝えられたら、
それが自分で選択しているっていうことだし、
自立への一歩なのかな、と思います。

その子のサインを読みとれるようにしていたいですよね。
自立に向けての、大事な大事な、サインですもんね。

長く書いてしまってごめんなさい。
わー&かーママさん、ありがとう(^^)

遅まきながら。(^o^)

号泣したみっちさんに共感して親近感をもったお母さん方が (私も含めて)いらっしゃったんじゃないでしょうか?
それを大失態と言ってしまうみっちさんに、これまた背筋が伸びたりして。(^o^)
人のいろんな面を垣間見れるのは、安心にもつながる気がします。
毎日号泣では、逆に引いてしまいますけどね(^o^)。
私も 人前で泣くのはちょっと苦手です。ですが、一人なら 本やドラマや果てはコマーシャルの一場面で泣いてることはよくあります。(^_^;)
映画館で主人と二人で観た映画で涙が止まらず、持っていたポケットティッシュでこそこそ拭きながら鑑賞していました。
終わってトイレに行こうとしたら、主人が妙な顔をします。すれ違う人がみんな変な顔をします。トイレについて用を済ませて 手洗い場で顔をみたら、涙でちぎれたティッシュが顔一面に張り付いてました! 慌ててはたいて取りました。
人前で泣くのが苦手だからなのか、泣いている人を慰めるのが下手くそです💦
どうしてあげたらいいのか、慌ててしまいます。(>_<)
そんなときに素敵な言葉がかけられる人間になりたいです。

息子があまりに可愛すぎて「こんなに可愛いんだから、障害が無かったらまたさらに 可愛いんだろうな。困っちゃうなぁ 」って泣けるときがあります。

ちまきさんへ

ちまきさん、こんばんは☆コメントありがとうございます。

今日はえげつない暑さでしたね~。

ちまきさんも、1人のときに涙もろくなるタイプですか(^^)

ティッシュのエピソード、爆笑してしまいました。
ちまきさーん、やってしまいましたね(笑)。
ティッシュって、張りつくんですよね(笑)。

大ちゃんが可愛くて泣けるなんて、なんて素敵なお母さんなんでしょうか、ちまきさん。

子どもって、涙腺をぐいぐい刺激してくる生き物てすよね。

確かに、誰かの新たな一面を見ると安心する気持ちはありますよね。
今回、引かれそうなぐらい泣いてしまいましたが、
開き直る気持ちになれました。
これから通園では、いつ涙腺を刺激されてもいいように、心構えしておこうと思います(笑)。